ホームページ制作において、SEO対策にはコツがあります。
ホームページの役割は、新規顧客の獲得です。
やみくもに作るのではなく、検索エンジンで検索してくるキーワードに対して正しく上位表示されるように対策しなければなりません。
検索需要にきちんと対応するように作成しましょう。
SEOとは、検索エンジン最適化を指します。
①検索キーワードを決めないで作ること
SEOとは、簡単に言うと、ネットで検索してくる需要キーワードに対してその答えを用意してホームページを作り上位表示を目指す方法です。
ここの理解を間違うと、上位表示はできないので、誰にも見られない残念なホームページが完成してしまいます。
需要に応じた供給が大切ということになります。
やってはいけないパターンとしては、
- 社名で上位表示
- そもそもキーワードを狙わない
- 狙うキーワードが複数存在する
などです。
まずもって、会社名で上位表示しても検索してくる人は、ほぼいません。
仮に検索してくる人は、最初からその会社を知っている人なので、新規顧客の獲得には繋がりません。
なので、会社名やキーワード不在、ジャンル系キーワードの複数設定は、検索エンジンから嫌われますので注意しましょう。
狙うキーワードは、『地域名+ジャンル名』一択
例えば、福島市でラーメンを食べたい、接骨院に行きたい、ランチに行きたい、観光がしたい、カフェに行きたい、などと悩んでいるとします。
ここで、どうしていいか分からない検索者は、Googleの検索エンジンを使って、検索窓にこのように検索してくるはずです。
- 福島市 ラーメン
- 福島市 接骨院
- 福島市 ランチ
- 福島市 観光
- 福島市 カフェ
という言葉をもとに、ネットから検索してくるはずです。
今現在、自分のいる地域名とお店のジャンル名を検索窓に入力すれば、検索エンジンが教えてくれる、ということになります。
つまり、地域名とジャンル名の2つのキーワードによって上位表示させることが集客する一番のアクセスへの近道となります。
- 福島市でラーメン屋さんとわかるホームページを制作する
- 福島市で接骨院を行っているとわかるホームページを制作する
- 福島市でランチを行っているお店とわかるようにホームページを制作する
- 福島市の観光スポットだとわかるようにホームページを制作する
- 福島市のカフェとわかるようにホームページを制作する
ことが、とても重要になります。
ホームページ制作者はネット検索ユーザーに合わせて、答えを導くように作りこむ必要があります。
まったく知らない土地で新規のラーメン屋さんに行く場合、地域名+ジャンル(醤油ラーメンや味噌ラーメン)と検索することはあっても、いきなりラーメン屋さんの名前を検索する人はいませんよね。
接骨院も同じで、近くの接骨院に初めて行く場合、地域名+接骨院・整骨院・整体とは検索しますが、いきなり接骨院の名前は検索しないでしょう。
そもそも、お店の名前を知るはずがないので、検索されないのは当然となります。
よって、地域名+ジャンル名でSEO対策を行うのが集客への近道となります。
また、企業名での上位表示は、他に重複している会社がなければ、自然とトップページに出てくるのでとても簡単にできます。
②デザイン重視で作ること
ホームページは、情報を発信する媒体です。
デザインを見にくる場所ではありません。
デザインが見たい方は、美術館に行くことが一番の近道です。
ましてや、スマホからの検索が全体の8割ですから、スマホのディスプレイの大きさに必要なのはデザインよりも情報です。
綺麗なデザインや動くアニメーションは必要順位からすると非常に低いです。
極端な話ですが、文字だけのホームページと写真だけのホームページだったら、伝わるのは文字だけのホームページです。
『言葉』がとても重要になります。
③コンテンツを入れないで制作すること
ありがちなのは、写真多めで文字が極端に少ないホームページです。
一見、とても綺麗なのですが、何を伝えたいのか全く分かりません。
言葉による情報が最も検索しているユーザーに伝わります。
よって、写真の説明にしても、まず大切なのは言葉です。
④操作性が悪い組み立て方で作ること
ホームページは、基本的にトップページから3クリック以内にすべてのページに飛べるように作るのが基本です。
トップページからカテゴリ選択のコンテンツ情報、固定ページ、プライバシーポリシーページ、お問い合わせページなど、わかりやすく作る必要があります。
なので、トップページからすべてのページにリンクしている必要があります。
操作性に優れ、階層がわかっているホームページはお客様にもユーザー目線で、高評価といえます。
⑤作ってそのまま放置すること
ホームページは、作ってからがスタートであり、作ってゴールではありません。
そもそも、ホームページは更新する媒体です。
実店舗と同じで、営業していれば少なからず変化が訪れます。
例えば、
- 新商品の販売
- 人事の交代
- 休みのお知らせ
- 新規店舗の案内や閉店情報
など、事業を行っていれば少なからず変化がありますよね。
常に新しい情報を掲載するのがホームページの役割です。
作ってゴールではなく、作ってからがスタートです。
さいごに
ホームページを正しく作る秘訣は、画面の向こう側に人がいると思って作ることです。
見ている相手に伝わらなければ、意味がありません。
残念ですが、アクセスがないホームページはこの世にないものと同じです。
決して自己満足になるホームページには、ならないようにしましょう。
高額なホームページこそ、見られなければもったいないです。